貯金をするコツ5選 1000万円貯めるには
テレビでは連日景気の悪い話ばかりで、うんざりしていませんか?
でも、安定して貯金ができているわけではないし、漠然と将来の不安を抱えているという人はきっと少なくないでしょう。
貯金にはコツがあるのです。
コツさえわかれば、安定的に貯金をすることができ、人生を守る基盤を作ることができます。
今回は、1000万円貯めるためのオススメ貯金方法や、固定費を下げるコツについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.貯金が増えると生活が安定する
「貯金は増やしたいけど、生活が楽しくなくなる程切り詰めたくない」と考えている方はきっと多いですよね。
もちろん、死ぬときに一番お金持ちになっていてもしょうがありません。
貯金で大切なことは、消費と浪費、投資のバランスです。
しかし、お金を貯められない人の多くは、税金が取られ放題の状態で投資に回さずに浪費に回してしまうため、お金に余裕がなくなるのです。
お金をたくさん使ったり、物に囲まれる幸せもありますが、資産が増えることによって、人生の選択肢が増えるという幸せもあります。
会社を辞めようと思ったらいつでも辞められたり、何かやりたいことをいつでも始められたりなど、選択肢が増えることは心の豊かさにつながります。
人生の満足度を上げるためにも、貯金をするコツを知り行動することが大切です。
2.目標は1000万円!貯金をするコツ5選
①始めは徹底的にやる
貯金を始めようとする方に多いのは、「始めは少しずつ」「始めはコツコツ」「始めは無理をせず」という考え方。
しかし、この方法だと、貯金が増える前に飽きてしまい辞めてしまう方が多いので、あまりオススメできません。
貯金癖をつけるためには、まず早めに貯金の成功体験を持つことが大切です。
「半年間で50万円貯められた」などといった達成感を得ることによって、貯金が楽しく感じることができ続けていきやすくなるのです。
お金を貯められない方の特徴として多いのが、次のような方です。
- 面倒さが勝ち不要な保険をなかなか解約できていない
- スマホを変えるのが面倒で長期連休がくるまで待っている
固定費の見直しは最初だけ頑張れば、あとのエネルギーはいらないので、最初にサッとやってしまうのがオススメです。
貯金を増やすためには、気づいたら即行動が鉄則となります。
②手取りが増えても生活水準を上げない
多くの方が、収入が増えると増えた分だけ使ってしまっている傾向があります。
「もっと広い家に引っ越そう」「海外旅行に行こう」「外食に行こう」など、財布の紐がゆるくなってしまい、結果貯められないのです。
せっかく収入が3万円アップしたとしても、3万円支出が増えてしまっていては貯金はできません。
お金を貯められない人の多くは浪費に回しがちですが、貯金額を上げるためには、すぐに生活水準を上げないことが大切です。
生活コストを低くすることは、資産が増えた後にも大切な感覚なので、消費と浪費と投資をバランスよくし、人生を身軽にしましょう。
③複数の収入源を作る
複数の収入源を作るには、次のような方法があげられます。
- 共働きをする
- 資産から配当や家賃収入を得る
- 副業などの事業所得を得る
給与所得以外の所得を増やすことが大切です。
④貯金の一部で投資を始める
少しまとまった貯金ができたら、一部を投資に回してみましょう。
ただし、投資よりも先に、生活防衛資金を貯めることが大切です。
生活防衛資金とは、万が一の病気や失業、災害などが起こったときに、生活を維持するための資金のことを言います。
生活防衛資金を貯めておくことによって、不要な保険に入らなくて済んだり、気持ちに余裕ができたりし、さらに貯金が貯まりやすくなります。
生活防衛資金を差し引いて、余裕のある部分で投資を行いましょう。
⑤金融リテラシーを上げる
日本人のほとんどの人が、正しい金融教育を受けていません。
それなのに、社会で生きていくために、以下のような本当に大切なことは誰も教えてくれません。
- 金利
- ローン
- 資産運用
- 税金の仕組み
会社員であれば税金の仕組みを知らなくても、勝手に給与から引かれていきますが、個人事業主や法人の場合は、税金のことを誰かが教えてくれるわけではありません。
金融に関する知識や情報を正しく理解するには、本を読むことやインターネット上の記事や動画を見るなど、積極的に勉強の機会を増やすことが大切です。
理解が深まれば主体的に判断をすることができるようになり、貯める力だけでなく、稼ぐ力、増やす力、守る力、使う力が養われます。
3.貯金をするために見直すべき4つ
次に、より具体的な貯金を増やすための見直すべき項目について解説していきます。
①不要な保険は解約する
不要な保険は、見直しではなく解約をしましょう。
人生に必要な保険は、次の通りです。
- 小さな子供いる場合は、掛け捨ての生命保険(月2000円~3000円程度の掛け金)
- 貯金がある程度あれば医療保険は不要(公的医療制度がある)
- 貯蓄性のある保険は不要(外貨建て保険、個人年金保険など)
- 車を所有している場合は、自動車保険(車両保険は不要)
- 火災保険
保険が占める支出の割合は大きいため、不要な保険を解約するだけでも、生活水準を変えることなく毎月の手残りを1~2万円増やすことも可能です。
医療保険は本当に必要なのかが気になる方は、こちらの記事が参考になります。
②携帯を格安SIMに変える
三大キャリアではなく、格安SIMを使いましょう。
使い勝手は大して変わらないのに、月額6000~8000円という金額が掛かっており、格安SIMに変えれば月額2000円以下にすることもできます。
年間で約5万円ほどの節約が簡単にできるのです。
5万円を稼ぐことは大変ですが、1回の見直しで大きな効果を得られるので、やらない手はありませんよね。
携帯会社の正しい選び方について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
③家賃交渉か引っ越しをする
現在住んでいる家賃は、交渉によって下げられる可能性があります。
引っ越しの場合は、次のような2通りの考え方ができます。
- 家賃の安い所へ引っ越す
- 会社の近くに引っ越して時間を買う
家賃が1万円安い所へ引っ越せば、年間12万円を貯めることができますし、同じ家賃でも広くて快適な所に住み替えるという節約方法もあります。
会社の近くに引っ越せば、空いた時間を稼ぐ時間にすることが可能です。
例えば、片道2時間かかって通勤しているのを、自転車で10分の場所に引っ越せば、毎日2時間弱も空きます。
多少家賃が上がったとしても、この空いた時間を副業に充てることによって、すぐの効果はなくても未来への投資となるのです。
不動産を借りる際の注意点について知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
④車を手放す
特に首都圏の方の場合は、公共交通機関を利用しましょう。
車を所有していると、なんだかんだでお金が掛かります。
- ガソリン代
- 車検代
- 駐車場代
- 保険代
- 修繕費
車に掛かる費用は、生涯で4000万円とも言われています。
つまり、車を手放すだけで数千万円の貯金が可能になるということです。
もちろん、「田舎だから車が必要」「家庭の事情で必要」といったこともあるでしょう。
大事なのは『考え方の軸』であり、その上で自身の状況に合わせてカスタマイズすれば良いのです。
例えば、田舎で車が必要であれば、その分家賃の安い所に住むことや、ただの移動手段であるならば新車を買わない等の工夫をしましょう。
自動車保険を安くする方法が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
4.まとめ
貯金を貯めるコツについて解説してきました。
【貯金を貯める5つのコツ】
- 最初は徹底的にやる
- 給与が増えても生活コストを上げない
- 複数の収入源を作る
- 貯金の一部で投資を始める
- 金融リテラシーを上げる
【成功させるために絶対にやるべきこと】
- 不要な保険を解約する
- 格安SIMに変える
- 家賃交渉か引っ越しをする
- 車を手放す
自分の生活や価値観に合わせてカスタマイズしましょう。
どれかに取り組めただけで、確実にまとまった金額を長期的に削減できるため、一気に資産形成の成功に近づくことができます。
お金は、人生を守ってくれたり、豊かにしてくれる1つの道具であることは間違いないので、心に余裕を作るためにもコツコツ取り組んでいきましょう。