株って何?
景気の悪い話ばかり聞く世の中、漠然と焦りだけ感じている方はきっと多いはず。
投資に興味はあるけれど、なんだか怖いと思っている方や、難しそうで自分には無理だと感じていませんか?
それは、ただ知らないから怖いだけなのです。
しかし、貯金だけでは老後資金を貯めるのは難しく、投資は必要と言えます。
今回は、株に関して今まで触れてこなかった初心者の方に向けて、株について基本的なお話をしていきます。
なぜ投資が必要なのか?が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
1.そもそも株って何?
「株を買う」とは、その企業のオーナーになるということです。
会社側からすると、事業を始める際の資金調達の手段。
「株を買う」ことによって、その企業へ出資しているということになります。
より理解を深めるために、株式会社の仕組みについて解説します。
2.株式会社の仕組み
株式会社とは、株式を発行して事業資金を集め、そのお金で経営を行っていくシステムの会社のことを言います。
株主の中で、たくさん株を多く持っている人が筆頭株主となり、1番発言権のある人ということになります。
出資した証明として「株式」が発行され、会社の利益が出た際には配当金を受け取ったり、株主総会で経営について意見を述べることができます。
上場企業とは?
上場企業とは、株を証券取引所で誰でも自由に売買できる企業のことを言います。
*証券取引所とは、実際に株式が売買されている場所のことを言います。
現在、上場企業は約3500社あります。
厳しい審査をクリアすると上場でき、誰でも株式を売買できるようになるのです。
基本的に株を買うのは、この上場企業の株を買うことになります。
大企業であっても上場していない会社もあるので、必ずしも上場企業=大企業ということではありません。
上場すると、次のようなメリットがあります。
- 市場から資金調達ができる
- 厳しい審査を通ったことにより会社の信用度や知名度が上がる
- 経営の透明性が上がる
3.株初心者の疑問
①銘柄とは?
銘柄とは、1社ごとの株のことを言い、「個別株」や「個別銘柄」と呼ばれます。
例えば、ソフトバンクやZOZOTOWNなど、1つ1つの会社の名前のことを言います。
②株はいくらから買える?
会社によって変わりますが、大体が数十万円~購入できることが多く、中には100万円必要になるところもあります。
③株価って何?
字の通り、株の価格のことを言います。
株価は、会社の成長の実態と共に、未来の利益が加味され、その会社の株が欲しい人もいれば売りたい人も出てきます。
株価は、売り手と買い手の需要と供給で決まるのです。
④株の利益とは?
株で利益には2種類あります。
- キャピタルゲイン・・・売買した時の差額で得る利益
- インカムゲイン・・・株主配当など持っているだけで得られる利益
⑤デイトレーダーって何?
1日の株の動きをリアルタイムでチェックし、何度も売買を繰り返して利益を取っていく手法のことを言います。
「株」というと、このイメージが強い方が多いですが、デイトレーダーをやっている人は少数。
一般的には、会社が利益を出して成長していくのは時間が掛かるので、あまり頻繁に売り買いをするよりかは、ある程度長期で持つ場合が多いです。
⑥非上場企業とは?
株を証券取引所で売買できない会社のことを言います。「未公開株」とも呼ばれます。
ベンチャー企業と言われる若い会社の多くは、非上場企業であることが多く、約400万社あります。
ちなみに、有名なサントリーやロッテなどといった会社も、実は非上場企業なのです。
「株式会社」という名前が付いている会社であれば、中小企業でも株はあり、オーナーが所有しています。
そのため、法的には会社の利益はすべて社長のものということになり、どれだけ会社に還元するかはオーナー次第となります。
4.まとめ
株について解説してきました。
株を買うということは、会社のオーナーになるということです。
その会社の業績が上がれば配当金を得られたり、株価が上がることによって還元される仕組みとなっています。
株式会社の仕組みや株式について知ることによって、ただ知らないだけで不安だったところから一歩踏み出すことができます。
資本家側への一歩を進んでみましょう。