【2021年版】おすすめの掛け捨て保険

みなさんは、毎月どれ位の金額の保険料を支払っていますか?

とある調査によると、日本人の約半数の人が1か月に1万5000円以上の保険料を払っているそうです。

40年加入していれば、約720万円という大金を払うことになります。

保険は人生の中でも大きな支出の1つ。
「よくわからないし」と言われるまま高い保険料を払っていては損をしてしまいます。

今回は、少しでも家計の負担を減らすために、おすすめの掛け捨て保険について解説していきます。

本当に必要な最低限の保険であれば、月額5000円以下にすることも可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

1.保険は掛け捨てで良い?

保険には、払いきりの掛け捨ての他に、貯蓄投資などといった機能を持ち合わせているものがあります。

「もしもの時に備えつつ、貯金ができたら嬉しい」と考えている方もいると思います。

しかし、本来保険というのは「発生する確率は低いけれど、起きてしまったら大損害になるリスク」に対処するための道具。

保険という役割を超えた過剰な内容の保険に加入しているならば、良いカモにされている可能性が高いのです。

個人年金学資保険などの投資や貯蓄ができる保険には加入せず、投資は投資、貯金は貯金で行う方が手数料が安く済み無駄がありません。

基本的に、公的保険では足りない部分は貯金で補い、貯金がない場合や不安が大きい場合には、掛け捨てで若いときに入るのは良いでしょう。

次は、必要最低限の保険料に近づくことができるよう、おすすめの掛け捨て保険4つご紹介していきます。

2.おすすめの掛け捨て保険4選

最低限の保険として必要なのは以下の4つです。

  • 定期保険
  • 収入保障保険
  • 就業不能保険
  • 自動車保険

フリーランスか会社員であるかなどによって、必要な保障内容は変わってきますが、今回はこの4つの保険のおすすめ1位のみをご紹介していきます。

【メットライフ生命】スーパー割引定期保険

定期保険でおすすめ第一位は、メットライフ生命のスーパー割引定期保険。

おすすめの理由は、非喫煙優良体であれば、保険料が最安クラスだからです。

健康に自信がある人なら、これ一択で良いと言えるほどコスパが良いのが特徴です。

『定期』というのは、期間が定まっているという意味。簡単に言うと、期間限定の掛け捨て生命保険です。

最初から保険期間が決まっていて、保険期間内に死亡した場合や高度障害状態になった際に保険金を受け取れます。

定期保険は、次のような方におすすめです。

  • 自身が死亡した場合に生活ができなくなる家族(配偶者、小さな子)がいる人
  • 高校、大学などに進学できなくなる子がいる人
  • 経営者や自営業者(事業承継)

国民年金や厚生年金に加入していると、遺された家族は遺族年金を受け取れますが、上記の場合は足りない可能性が高く、定期保険が必要と言えます。

デメリットとしては、非喫煙優良体でない人(タバコを吸う、BMIが標準でない人、血圧が標準でない人)にとっては割高ということ。

あくまでも、健康な人にとって最安クラスの保険なので注意しましょう。

遺族年金について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

保険料のシミュレーション
  • 30歳男性
  • 保険金額2000万円
  • 保険期間20年
  • 条件:非喫煙優良体(タバコ吸わない、BMI標準、血圧標準)

保険料月額2280円

他の生命保険会社よりも月額が500円ほど安いので、20年間で12万円も差がつくことになります。

【FWD富士生命】FWD収入保障

収入保障保険でおすすめの第一位は、FWD富士生命のFWD収入保障。

おすすめの理由は、非喫煙優良体であれば、保険料が最安クラスだからです。

収入保障保険は、次の特徴があります。

  • 生命保険の一種
  • 保険金は、基本的に分割支給で受け取る
  • 保険金額は年齢を重ねるごとに減っていく(その分保険料が安い)

収入保障保険が必要な人は定期保険と同様で、自身が死亡した場合に生活できなくなってしまう家族がいる人です。

定期保険と収入保障保険の違いは、次の通りです。

  • 定期保険:子供の学費などの一時的な支出に備えるため
  • 収入保障保険:普段の生活費分を遺族年金では足りない部分を補うため

収入保障保険のデメリットは、健康条件に当てはまらない人は割高な点。

健康条件の基準は保険会社によって違うので、FWD富士生命で無理でも、他であれば条件に当てはまる可能性はあります。

収入保障保険については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

保険料シミュレーション
  • 30歳男性
  • 条件:非喫煙優良体(タバコ吸わない、血圧・BMIが標準)

月額2420円の保険料を支払うと、60歳になるまで遺族は毎月15万円の保険金を受け取ることができます。

  • 30歳で亡くなった場合は、15万円×12か月×30年間=5400万円
  • 50歳で亡くなった場合は。15万円×12か月×10年間=1800万円

【アクサダイレクト】働けないときの安心

就業不能保険のおすすめ第一位は、アクサダイレクトの「働けないときの安心」

おすすめの理由は、保険設計がシンプルで割安な上、精神疾患もある程度カバーしてくれるからです。

就業不能保険とは、病気やケガで長期間働けなくなった時のための保険です。

長期間働けなくなった場合、まずは有休消化をし、次に最長1年6か月受けとれる傷病手当金があり、それ以降は障害年金になります。

傷病手当金や障害年金でカバーできない部分に備えるのが、就業不能保険です。

就業不能保険は、次のような公的保険の保障が低い自営業者やフリーランスの人におすすめです。

  • 傷病手当金がない
  • 障害厚生年金がない(会社員に比べて、年額約50~100万円くらい保証が少ない)

現在、日本には約200万人ほど障害年金の受給者がおり、その半数は精神疾患知的障害が理由と言われています。

鬱などの精神疾患がカバーされない民間保険もあるなか、アクサダイレクトでは18回分の給付を保障。

ちなみにですが、「収入保障保険」に「就業不能」に備えた特約をつけることも可能です。

保険料シミュレーション
  • 30歳男性
  • 保険金額:月額10万円の保証
  • 保険期間:60歳まで

保険料月額2580円

他の保険会社では、同じ月額10万円の保証額だと月額3000~4000円の保険料をとる所が多いので、良心的な保険料ですよね。

【イーデザイン損保】自動車保険

自動車保険でおすすめ第一位は、イーデザイン損保の「自動車保険」

おすすめの理由は、保険料がリーズナブルで事故対応の評判が高いからです。

基本的な補償が十分な上、事故の初期対応が基本的に24時間で、セコムが事故現場に駆けつけてくれます。

自動車保険には、加入義務となっている自賠責保険と、自賠責保険では足りない部分をカバーするための任意保険があります。

ここでご紹介するのは任意保険の方です。

事故の内容によっては、自賠責保険だけでは足りず任意保険が必要になるケースがあります。

その他にも、運転手自身のケガへの補償や物を壊した時の補償や物を壊したときの補償もないので、任意保険で備えるのです。

保険料シミュレーション
  • 東京都で運転する30歳
  • 免許はブルー
  • プリウスを日常・レジャー目的で運転
  • 保障される運転者は本人のみ
  • 対人対物は無制限
  • 弁護士特約は300万円補償
  • 車両保険はなし

年間保険料3万6千円程度

注意点としては、割安な自動車保険は、そもそも人によって大きく異なるということ。

年齢や免許の色、走行距離などで保険料が変わるので、自分に最適な自動車保険は、相見積もりを取って選ぶのがおすすめです。

自動車保険を安くする方法について知りたい方は、こちらの記事が参考になります。

3.医療保障は必要か?

ここまで、おすすめの保険をご紹介してきましたが「医療保険は?」と思われた方もいますよね?

医療費は、基本的には公的保険メインでまかない、自己負担分は貯金でまかなえるようにしておくのがおすすめです。

貯金がない人は、貯金ができるまでの間、民間保険に加入するのも良いでしょう。
その場合は、都道府県民共済の入院保障2型を検討するのがおすすめです。

月額2000円からの掛け金で、必要最低限の保障が受けられます。

  • 入院1日当たり1万円
  • 手術代として2.5万、5万、10万円
  • 日帰りから長期入院もカバー
  • 先進医療も込み

医療保険は本当に必要なのか疑問に感じている方は、こちらの記事をご覧ください。

4.まとめ

おすすめの掛け捨て保険について解説してきました。

【おすすめ第一位の掛け捨て保険】

  • 定期保険:メットライフ生命のスーパー割引定期保険
  • 収入保障保険:FWD富士生命のFWD収入保障
  • 就業不能保険:アクサダイレクトの働けないときの安心
  • 自動車保険:イーデザイン損保の自動車保険

医療保険は、貯金がなくて自己負担分が出せない場合に、都道府県民共済の入院保障2型を検討しましょう。

保険というのは、発生する確率は低いけれど、起きてしまったら大損害になるリスクに対処するための道具

必要最低限の保険というのは、家族構成や職業、年齢、資産状況などによって人それぞれなので、ここでご紹介した保険を参考に、自身に最適な保険を見つけましょう。