自動車保険を安くする方法②

前回は、自動車保険を安くする方法をざっくりとご紹介させていただきました。

今回はさらに「どう見直したら良いのかわからない」「どこの保険会社に入ればいいの?」といった、より具体的に保険料を安くするための方法を解説していきます。

『自動車保険を安くする方法①』をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。

1.自動車保険を安くする3つのポイントをおさらい

具体的に保険料を安くする方法を解説する前に、とても重要な3つのポイントをおさらいしておきましょう。

  1. 保険会社の見直し
  2. 契約条件の見直し
  3. 車両保険を外す

保険とは、いざという時に破産してしまうリスクを回避するために入るもの。

必要以上の保障に入り、無駄な保険料を払ってしまわないように、最低限必要な知識は頭に入れておくことが大切です。

2.おすすめの自動車保険会社は?

自動車保険を安くするためには、代理店などの対人販売ではなく、ネット保険を選ぶようにしましょう。

ネット保険であれば、無駄な手数料を払うこともなく、割高な保障を勧められることもないので保険料を安く抑えることができます。

保険の価格が安く、事故をした際の対応の評価も悪くない保険会社をいくつかあげてみましたので、参考にしてみてください。

  • ソニー損保
  • セゾン大人の自動車保険
  • チューリッヒネット専用自動車保険
  • セコム損保
  • SBI損保
  • アクサダイレクト
  • 三井ダイレクト損保

ネット保険は、ホームページから簡単に見積もりができるものが多く、気軽に今の保険会社との比較ができます。

複数の保険会社を一括して見積もりできるサイトもあるので、利用してみるのも良いでしょう。

3.自動車保険を安くする契約条件の見直し方

自動車保険は、契約条件を見直すことによって抑えることができます。

次は、見直しができる条件について具体的に解説していきます。

運転者限定条件

車を自分だけで運転するのか、友人も運転することもあるのかなど、運転者によって保障の範囲を限定するものです。

運転者限定条件は、以下の中から選びます。

  • 本人
  • 夫婦
  • 限定無し

保障の範囲が広ければ、その分保険料も高くなります

契約当初は限定無しで設定していたけど、よくよく考えたら自分しか運転していないということもあるので、今の適正な内容に見直しましょう。

年齢条件

設定した年齢条件の範囲の人が、運転をして事故をした場合に保障が出ます

年齢条件の適用される人の範囲は、契約者と配偶者、同居の親族までになります。

年齢条件の範囲は、保険会社によって多少の違いはありますが、おおよそ次のような内容です。

  • 21歳以上保障
  • 26歳以上保障
  • 30歳以上保障
  • 35歳以上保障

この年齢条件は、友人や知人が運転して事故をした場合は適用外となり、運転者限定条件が『限定無し』であれば保障されます。

間違えやすい部分なので、例を出してみますね。

【年齢条件が30歳以上保障で運転者限定無しの保険の場合】

  • 25歳の友人の運転で事故をした場合・・・適用される
  • 25歳のの運転で事故をした場合・・・適用外

友人が運転することもあるからと全年齢適用される内容にしていると、その分保険料が高くなるので注意しましょう。

4.自動車保険で付けておくべき特約とは?

自動車保険には、多くの特約が存在しています。

1つ1つ見ていくと、どれも必要な気がして、気が付くと保険料の見積もりが高くなっていることもありますよね。

ここでは、最低限付けておくと安心な特約をご紹介していきます。

①弁護士特約

車の事故に関わらず、日常で起こった事故で自身が被害を受けた時に、賠償金請求をする際に掛かる弁護士費用や相談費用を保証する特約です。

過失割合が、相手が100%の事故の場合、自分の加入している保険会社は示談交渉ができない決まりになっており、自分自身で相手方と交渉する必要があります。

自分では無理!という方は、弁護士に委任することができ、その際の弁護士費用を負担してくれます。

弁護士特約を付けていれば、その家族も保障の対象になるので、すでに特約を付けている家族がいれば重複しないよう注意しましょう。

②対物超過修理費用保障特約

相手のいる事故で、相手の車が時価額を超える修理費用が必要になった場合に、対物賠償保険では足りない部分を保証する特約です。

対物賠償保険を無制限にしていたら大丈夫なのでは?と思った方もきっといますよね。

しかし、法律上で保険会社が保障できる範囲が、相手の車の時価額までと決まっているのです。

相手の車の時価額が50万円であれば、保障は50万円が限度額となり、修理費用が70万円掛かる場合20万円を相手の方が自腹で負担する必要があります。

相手側とのトラブルを避けるためにも、対物超過修理費用特約は入っておくと良いでしょう。

③ファミリーバイク特約

原付バイクを所有している場合におすすめの特約です。

事故の相手だけでなく、自身のケガの保障もしてくれる内容で、契約者本人とその家族が対象になります。

5.まとめ

自動車保険を安くする方法について具体的な見直し方をご紹介しました。

【おすすめのネット保険】

  • ソニー損保
  • セゾン大人の自動車保険
  • チューリッヒネット専用自動車保険
  • セコム損保
  • SBI損保
  • アクサダイレクト
  • 三井ダイレクト損保

【見直しが必要な契約条件】

  • 運転者限定条件
  • 年齢条件

【おすすめの特約】

  • 弁護士特約
  • 対物超過修理費用特約
  • ファミリーバイク特約

自動車保険を安くするには、保険会社と契約条件を見直し、車両保険を外すことポイントになります。

車両保険に入らなくても大丈夫なように、修理費用分の貯金はしておき、無駄にお金を払わないようにしましょう。

ここでご紹介した内容は、あくまでも一例。
保険の見直しや選び方などは、自分で考えて判断できるようにすることがとても重要です。

「よくわからないから」「不安だから」と、言われるがままに選ぶのは、いいカモにされてしまうことも!
「あの人が言うから」だけでなく、なぜそれが良いのかを考えられるように学ぶことが大切です。