【2021年版】お得な電気会社の選び方・電気料金の選び方とは?プランや比較方法を解説
家計を見直すはじめの第一歩は、固定費削減です。
固定費を削減することで、大きく節約することができます。
電気代も固定費の内の一つで、お得な電気会社を選ぶことで固定費を大きく削減することができるでしょう。
しかし、今では約700社の電気会社があって、正直どの会社を選べばよいのかよくわからない方も多いと思います。
そこで今回は、お得な電気会社の選び方を紹介します。
目次
1. お得な電気会社の選び方
お得な電気会社を選ぶ際は、会社の規模・安定感、事業の歴史を考える必要はありません。
どの会社を選んでも送配電するところは決まっているため、電気自体の品質が変わらないからです。
ですから、お得な電気会社を選ぶ際は、電気代が一番安い会社を選べばいいのです。
お得な電気会社の選び方を紹介します。
【選び方1】電気を使う量で決める
電気代は大きく分けて、以下の2パターンがあります。
①使えば使うほど1kw辺りの値段が高くなるもの
②いくら使っても定額のもの
②は定額ですが、①の安い段階での値段よりは高い傾向にあります。
そのため、電気を使う量が少ない一人暮らしの方なら①の方がいいですし、電気を多く使う家庭なら②がお得かもしれません。
②の定額のものには、基本料金がかからないものもあります。
基本料金がかからない分安くなるため、お得に使うことができるでしょう。
自分の電気使用量を知りたい方は、今契約中の電気会社のマイページなどで確認できますので、一度確認してみてください。
【選び方2】電気を使う時間で決める
電気会社の中には、電気を使う時間によって料金が変わるプランを用意しているところもあります。
この場合、夜遅い時間や平日は破格であることが多いです。
このようなプランは、昼夜逆転生活や土日に家にいないことが多い方、タイマーを上手く使って夜に家電を回す方におすすめです。
【選び方3】キャッシュバックキャンペーンの有無で決める
最近では、キャッシュバックキャンペーンを行っている電気会社が多くあります。
現金10,000円や20,000円、中には30,000円以上のキャッシュバックを行っている会社もあります。
電気代だけ見るとそう安くなくても、キャッシュバックによって安くなる場合も多くあるため、キャッシュバックキャンペーンの有無もしっかり確認しておくとよいでしょう。
ただし、キャンペーン期間は限定されており、内容は随時変更されているため、注意が必要です。
また多くの場合、指定された期間使わないと還元されないことになっており、指定された期間が過ぎたあとに、メールなどでキャッシュバックの知らせが届きます。
その手順に沿って手続きしないとキャッシュバックを受けることができないため、注意が必要です。
【選び方4】エネチェンジなどを利用してシュミレーションする
価格が安かったり、キャッシュバックキャンペーンをしていたり、お得な電気会社は多くありますが、実際多くの電気会社から一番安いところを探すことは、そう簡単ではありません。
計算が煩わしかったり、よくわからないという方は、エネチェンジなどを利用してシュミレーションするといいでしょう。
電気使用量さえわかれば、簡単に今の電気代と比較することができます。
実際どれ位安くなるのか、どれ位お得なのか、キャッシュバックを加味した上で表示されるため、非常にわかりやすいです。
色んな電気会社をシュミレーションした上で、一番お得な電気会社を見つけてはいかがでしょうか。
2. 電気会社を選ぶ際の注意点5つ
お得な電気会社を選ぶ際は、自身にとって一番安くメリットのある会社を選べばよいです。
しかし、その際に注意したいことがあります。
ここでは、電気会社を選ぶ際の注意点5つを紹介します。
【注意点1】解約金がかかる可能性がある
電気会社によっては、解約金がかかる場合があります。
例えば、キャッシュバックキャンペーンを上手く利用するため、毎年電気会社を切り替えたい方や、その都度切り替えるつもりをしている方は注意が必要です。
各電気会社の公式HPなどに詳細が掲載されているため、契約に進む前に確認しておきましょう。
【注意点2】対応エリアが限られている会社がある
今やお得に利用できる電気会社は多くありますが、対応エリアが限られている会社も多くあります。
特に、北海道や沖縄が非対応の電気会社が多いです。
中には、北陸地域が非対応の会社もあります。
なお地域限定のプランや、特定のエリアだけ安くなる場合もあるため、注意が必要です。
電気会社を切り替える際は、自分の住んでいる地域が対応エリアなのかどうかを確認した上で契約しましょう。
【注意点3】オール電化は使えない場合がある
オール電化は、お得なプランが利用できない場合があります。
例えば、どれだけ使っても安い金額が設定されているプランなどです。
わからずに申し込んでしまった場合は、あとになって断られることが多いです。
ただ、電気が急に止まることはないため心配はいりません。
一般的に、オール電化は高くなるから電気会社を切り替えるべきではないと言われています。
使えば使うほど1kwあたりの電気料金が上がるプランなどは、電気代は高くなる一方でしょう。
しかし、安くなる場合もあるため、一度シュミレーションすることをおすすめします。
【注意点4】大手電力会社から連絡が入ることがある
関西電力や東北電力などの大手電力会社から他の電気会社に切り替える際、大手から急に連絡が入ることがあります。
「料金が高くなる可能性がありますよ」などと、事細かに説明されます。
説得力のある話で、切り替えすることに一瞬迷いが生じるかもしれません。
しかし、シュミレーションをして安くなることがはっきりしている場合は、きっぱり断るといいでしょう。
【注意点5】市場連動型プランには注意が必要
市場連動型プランとは、市場での取引価格に連動して電気料金が決まるプランです。
安いときはお得でいいのですが、急な暴騰があるため注意が必要です。
実際2021年1月、電力価格高騰により市場連動型プランを契約している人たちは、いつもの10倍になる電気代を支払ったようです。
契約する場合は、暴騰リスクも知った上で契約することをおすすめします。
3. 電力自由化の仕組み
まず、電力供給の流れについて説明します。
電力は、以下の流れに沿って我々消費者に供給されています。
①発電所で電気を作る
②送配電部門で電気を送る
③小売部門で電気を売る
④消費者は小売部門と契約して電気を使う
2016年3月までは、住んでいる地域によって電力会社は決まっていました。
それが2016年4月以降、電気の買い手である私たちは、自由に電力会社を選べることができるようになったのです。
これが電力自由化です。
電力自由化に伴い、上記の③である小売部門にたくさんの会社が参入し、以前は10社しかなかった電気会社が、今では700社を超えました。
電力自由化が始まって参入した会社の多くは、大手10社に対抗すべく、低価格やキャッシュバックなど、消費者に魅力的なプランを提供しています。
ただ、大手に比べ電気の品質が劣るのではないか、停電リスクがあるのではないかと心配になる方も居られるでしょう。
その心配はいりません。
③の小売部門は、ただの契約先でしかないのです。
実際に私たちに電気を供給しているのは②の送配電部門のため、どの会社に契約しても電気自体の品質は変わりません。
仮に電気会社が倒産してしまったとしても、②の送配電部門は常に稼働しているため、急に電気が止まることはありません。
そのため、マンションやアパートなどでの制約がない限り、大手電気会社から低価格の電気会社に切り替えることは、メリットが大きいと言えます。
4. 電気会社の手続き方法
電気会社の切り替えはすごく簡単なため、誰でもすぐに手続きすることができます。
電気会社の手続き方法を紹介します。
【手続き1】切り替える電力会社を決める
まずは、切り替える電力会社を決めましょう。
先述したり通り、どの会社を選んでも品質は変わらないため、自分にメリットのある電力会社を選べばいいでしょう。
【手続き2】WEBなどで申し込む
切り替える電力会社が決まったら、WEBなどで申し込みましょう。
現在契約している電気会社の解約手続きは不要です。
切り替え先が、勝手に解約してくれます。
【手続き3】スマートメーターを設置する
WEBなどで申し込んだあと、スマートメーターを設置します。
これは、契約先が無料で行ってくれます。
メールか電話などで、スマートメーターの設置日に関するお知らせが届きますが、立ち会い不要なため、日時を把握するだけで大丈夫です。
すでにスマートメーターが設置されている場合は、この工程は省かれます。
【手続き4】利用開始を待つ
全ての手続きが済んだら、あとは利用開始を待つだけです。
勝手に切り替わるため、特に何もする必要はありません。
5. まとめ
今回は、お得な電気会社の選び方を紹介しました。
電気会社を選び直すだけで、多くの固定費を削減することができます。
今回紹介した選び方を参考に電気会社を切り替えて、家計を見直してみてはいかがでしょうか。